BEST ALBUMS 2018
BEST ALBUMS 2018
List 1 - Internatinal
Christine and the Queens - Chris
Janelle Monáe - Dirty Computer
Let's Eat Grandma - I'm All Ears
Natalie Prass - The Future And The Past
Pale Waves - My Mind Makes Noises
SOPHIE - Oil Of Every Pearl's Un-Insides
List 2 - Japan
小袋成彬 - 分離派の夏
食品まつり a.k.a foodman - ARU OTOKO NO DENSETSU
中村佳穂 - AINOU
BEST SONGS 2018
BEST SONGS 2018
- Short List (International)
Billie Eilish - You Should Me In A Crown
Christine and the Queens feat. Dâm-Funk - Girlfriend
Empress Of - When I'm With Him
Lana Del Rey - Venice Bitch
- Short List (Japan)
小袋成彬 feat. 宇多田ヒカル - Lonely One
- Long List (not ranking)
Childish Gambino - This Is America
Janelle Monáe - Make Me Feel
Christine and the Queens feat. Dâm-Funk - Girlfriend
Mac Miller - What’s The Use?
Years & Years - Hallelujah
Charli XCX - Girls Night Out
SOPHIE - Faceshopping
Billie Eilish - You Should See Me In A Crown
Migos - Stir Fry
Jay Park, Simon Dominic, Loco - Upside Down
tofubeats - RUN
小袋成彬 feat. 宇多田ヒカル - Lonely One
中村佳穂 - きっとね!
iri - Corner
あっこゴリラ - エビバディBO
女王蜂 - HALF
CHVRCHES × 水曜日のカンパネラ - Out Of My Head
Pale Waves - Kiss
The 1975 - Tootimetootimetootime
The Aces - Lovin' Is Bible
Charlie Puth - The Way I Am
Carly Rae Jepsen - Party For One
Miya Folick - Stop Talking
Gorillaz feat. George Benson - Humility
Superorganism - Everybody Wants To Be Famous
Empress Of - When I'm With Him
Jenn Champion - O.M.G. (I'm All Over It)
U.S. Girls - Rosebud
Let's Eat Grandma - Falling Into Me
Rome Fortune & Toro Y Moi - Hoodrich Disco
tofubeats - YOU MAKE ME ACID
Disclosure - Moonlight
Calvin Harris feat. Sam Smith - Promises
Mura Masa feat. Nao - Complicated
Ariana Grande - breathin'
Zedd, Maren Morris & Grey - The Middle
John Legend feat. Blood Pop® - A Good Night
Tom Misch feat. GoldLink - Lost In Paris
cero - 魚の骨 鳥の羽根
Night Tempo feat. JEF - Yuu-Huu
TORIENA feat. MC8bit - RAT RACE
中田ヤスタカ feat. MAMIKO[chelmico] - Wire Frame Baby
Perfume - Future Pop
Maison book girl - 言選り
sora tob sakana - New Stranger
Mime - Driftin'
パソコン音楽クラブ - Inner Blue
中村佳穂 - GUM
CHAI - アイム・ミー
Lucky Kilimanjaro - Purple Dancer
三浦大知 - Be Myself
Holland - I'm Not Afraid
Toroye Sivan - My My My!
BROCKHAMPTON - Thug Life
Choker - Drift
Joji - Yeah Right
Travis Scott - Stargazing
Kanye West - No Mistakes
Chance The Rapper - Work Out
The 1975 - Sincerity Is Scary
Charlie Puth - BOY
Elle Mai - Trip
Jorja Smith - Lost & Found
Kali Uchis feat. Tyler The Creator & Bootsy Collins - After The Storm
Amber Mark - Love Me Right
Natalie Prass - Short Court Style
Kacey Musgraves - High Horse
Boygenius - Me & My Dog
Little Dragon - Best Friends
Mitski - Nobody
St. Vincent - Fast Slow Disco
Christine and the Queens - Doesn't Matter
The Internet - Come Over
Drake feat. Michael Jackson - Don't Matter To Me
Blood Orange - Saint
Starchild & The New Romantic - Hanging On
Young Dreams - Wildwind
Ravyn Lanae feat. Steve Lacy - 4 Leaf Clover
Yaeji - One More
Nai Br.XX - Everclear
Metome - Vermont
SOPHIE - Infatuation
食品まつり a.k.a foodman - CLOCK
James Blake - In The Car Beside You Moves Ahead
CHVRCHES - Get Out
Robyn - Missing U
Troye Sivan - Bloom
向井太一 - リセット
mabanua - Blurred
Florence + The Machine - Hunger
Lana Del Ray - Venice Bitch
やくしまるえつこ+砂原良徳 - Ballet Mécanique
Maison book girl - 夢
鬼束ちひろ - Twilight Dreams
Lady Gaga & Bradley Cooper - Shallow
Arctic Monkeys - Star Treatment
Kendrick Lamar & SZA - All The Stars
PLAYLIST - 2017.3.28 NEW TRACKS
TR-1. Alessia Cara - Scars To Your Beautiful
グラミー賞 2017 授賞結果 ビヨンセvsアデル対決はアデルが圧勝・・・それでいいのか?
「グラミー賞 2017」授賞結果が出ました。
ちなみに、僕の授賞予想はこちら。
授賞結果は以下の通りです。
Album Of The Year(最優秀アルバム賞)
25 — Adele
Lemonade — Beyoncé
Purpose — Justin Bieber
Views — Drake
A Sailor's Guide To Earth — Sturgill Simpson
結果:アデル
(僕の予想:ビヨンセ)
Record Of The Year(最優秀レコード賞)
"Hello" — Adele
"Formation" — Beyoncé
"7 Years" — Lukas Graham
"Work" — Rihanna feat. Drake
"Stressed Out" — Twenty One Pilots
結果:アデル
(僕の予想:アデル)
Song Of The Year(最優秀楽曲賞)
"Formation" — Beyoncé
"Hello" — Adele
"I Took A Pill In Ibiza" — Mike Posner
"Love Yourself" — Justin Bieber
"7 Years" — Lukas Graham
結果:アデル
(僕の予想:アデル)
Best New Artist(最優秀新人賞)
Kelsea Ballerini
The Chainsmokers
Chance The Rapper
Maren Morris
Anderson .Paak
結果:チャンス・ザ・ラッパー
(僕の予想:チャンス・ザ・ラッパー)
というわけで、主要部門は概ね予想通り、アデルが圧勝でした。
妥当ではあると思います。いまのデジタル&ストリーミング中心のSNS時代に、アナログ的かつ普遍的な良さを持って世界中から最大公約数的に支持を集め、記録的メガセールスに繋げたアデルは大きな現象ですし、重要人物だと思います。
ただ、アルバム賞だけでも、アルバム賞だけはビヨンセに獲ってほしかった。2016年は社会的意義のある作品が数多くリリースされた豊作の年だったと思うのです。このブログでも何度か触れていますが、「Black Lives Matter」(黒人の生命は大切だ)ムーヴメントとそれに呼応する形で制作された作品群の生々しさや内容の充実ぶり、シーンへの影響力の大きさは無視できないものだったはずです。特に、誰よりも力強く先陣を切ってそれを表現し支持を集めたビヨンセが主要部門で一つも受賞できなかったのって、どうなんでしょうか。チャンスが新人賞を受賞したのは救いではありましたけど、また、ビヨンセやソランジュのサブ部門での受賞はありましたけど、メイン部門がこの結果だと、ちょっと一面的すぎますよね・・・。ここまでバランスの悪さが続くと人種差別だとか政治的だと取られても仕方ないと思います(トランプ政権が誕生して日の浅い混乱期であるため、政治色の強い作品やプロテスト・ソングを避けた、とも取れます)。アデル本人はアルバム賞受賞の際のスピーチをビヨンセへの賛辞に当てていて、謙虚な人格者なんだと思いますし、それを受けて涙していたビヨンセも印象的でした。本人は何も悪くないのです。だからこそ悔しいです。
一方で良かった点もあります。デヴィッド・ボウイは今回ノミネートされていた5部門全てで受賞していて、意外にも生前の1985年以来の2度目の受賞だそうです(こうなると主要部門に絡んでいなかったことが不思議でなりませんが)。あと、チャンスも新人賞の他に最優秀ラップ・パフォーマンス賞、最優秀ラップ・アルバム賞と計3部門受賞していて、ストリーミング作品としては初の受賞ということで意義深いものとなりました。
別件ですが、楽しみにしていたプリンスの追悼パフォーマンスはブルーノ・マーズでした。
彼は過去にライブでプリンスの「Purple Rain」をカヴァーしていたりするし、プリンスからの影響を感じる人なので納得です。ブルーノは「Locked Out Of Heaven」でニューウェイヴとの相性の良さは実証済みですし、「Let's Go Crazy」を選んだのは正解だと思いました。もはやリヴァイバル職人というか、モノマネ芸人にしか見えなくなってきていますが(笑)、歌心の良さでフォローしています。ちなみに、ジョージ・マイケルのトリビュートはなぜかアデルでした。
総じて、今年のグラミーは、良いこともあったけど、昨年のケンドリックのアルバム賞落選からの流れもあってガッカリというか、2010年以降に見せていたバランスの良さが感じられなかったのが残念でした。せっかく良い兆候が見えていたのに勿体無い。
下のグラミー公式でノミネーションと受賞者一覧が見られます。
グラミー賞 2017 授賞予想
音楽ニュースの絶えない2月ですが、今日はグラミー賞の授賞式です。
授賞式前に、主要4部門の授賞予想をしてみます。
Album Of The Year(最優秀アルバム賞)
25 — Adele
Lemonade — Beyoncé
Purpose — Justin Bieber
Views — Drake
A Sailor's Guide To Earth — Sturgill Simpson
最優秀アルバム賞は、主要部門のなかでも最も権威のある賞とされています。過去にレディオヘッド、ベック、アーケイド・ファイヤ、キングス・オブ・レオンといった優れたインディ/ロックアルバムの授賞が目立ち、特にアーケイド・ファイヤとキングス・オブ・レオンの受賞は、当時の彼等の知名度を考えるに大抜擢とも取れる意義のあるフックアップでした。グラミーの良心を感じさせる部門でもあります。しかし、昨年は多くの人に授賞を望まれていたケンドリック・ラマーを差し置き、テイラー・スウィフトにこの大賞を獲らせて物議を醸し出しました。
今年は、ビヨンセとアデルの一騎打ちで間違いないでしょう。人種やジェンダーなど現在アメリカを中心に起こっている社会問題を自身のアイデンティティに絡めながらエモーショナルに語り、音楽的にも最先端かつ多くのクロスオーヴァーを実現した超大作。かたやSNS時代の人々のアナログ欲求を掻き立て国民的支持を集め、近年稀に見るメガセールスを記録した名盤。どちらが獲ってもおかしくはないです。どちらを授賞させるかで、いまのグラミーのスタンスが浮き彫りになるはずです。
僕としては、間違いなくビヨンセに獲ってほしいです。作品として受賞する価値があるものだし、前年のケンドリックと並び、近年加熱している「Black Lives Matter」ムーヴメントに言及した意義のある作品です。昨年のケンドリックや多くのブラック・ミュージシャンの無念を晴らすためにも受賞してほしいです。僕はビヨンセがアルバム賞を獲ってくれれば他はどうでもいいってくらい、ここだけは期待しています。
予想:ビヨンセ
(希望:ビヨンセ)
Record Of The Year(最優秀レコード賞)
"Hello" — Adele
"Formation" — Beyoncé
"7 Years" — Lukas Graham
"Work" — Rihanna feat. Drake
"Stressed Out" — Twenty One Pilots
リアーナが主要部門だとここしかチャンスがないのもありますが、是非とも「Work」に獲ってもらいたいです。昨年の僕の年間ベストでも触れていますが、2016年のベストアンセムの一つでした。時代の空気感を含んだ名曲という意味では「Formation」も捨て難いですけど。
というのが僕の願望ですが、これまでのグラミーのアデルへの評価と前作での無双ぶりを踏まえると、アデルが獲っちゃうような気がします。「Hello」良い曲だけどそこまで影響力のある楽曲とは思えないんですが。
予想:アデル
(希望:リアーナ)
Song Of The Year(最優秀楽曲賞)
"Formation" — Khalif Brown, Asheton Hogan, Beyoncé Knowles & Michael L. Williams II, songwriters (Beyoncé)
"Hello" — Adele Adkins & Greg Kurstin, songwriters (Adele)
"I Took A Pill In Ibiza" — Mike Posner, songwriter (Mike Posner)
"Love Yourself" — Justin Bieber, Benjamin Levin & Ed Sheeran, songwriters (Justin Bieber)
"7 Years" — Lukas Forchhammer, Stefan Forrest, Morten Pilegaard & Morten Ristorp, songwriters (Lukas Graham)
これがレコード賞と違うのは、ソングライターやプロデューサーなど楽曲の制作者に与えられる賞だという点です。ノミネーションの中だと僕はビヨンセを推します。
が、なんとなく、ここもアデルが獲る気がします。ジャスティン・ビーバーのエド・シーランによるこの曲は弱いかな。マイク・ポスナーはなぜノミネートされているのかよくわかりません。
予想:アデル
(希望:ビヨンセ)
Best New Artist(最優秀新人賞)
Kelsea Ballerini
The Chainsmokers
Chance The Rapper
Maren Morris
Anderson .Paak
チャンス・ザ・ラッパーに獲ってほしいです。CDリリース無し/ストリーミングオンリーのアーティストが受賞となると意義深いです。で、その話題性もあるので勢いでチャンスが獲ってしまうのでは、と予想します。
新人賞は過去にカントリーの授賞もちらほら見受けられるので、ケルシー・バレリーニとマーレン・モリスも有力です。チェインスモーカーズとアンダーソン・パークはない気がします。
予想:チャンス・ザ・ラッパー
(希望:チャンス・ザ・ラッパー)
あと、授賞式でのパフォーマーリストも見ておきましょう。パフォーマーは以下のように発表されているのですが、
Adele
Kelsea Ballerini
Chance the Rapper
Katy Perry
Bruno Mars
Lady Gaga & Metallica
The Weeknd & Daft Punk
Maren Morris & Alicia Keys
Anderson .Paak & A Tribe Called Quest
Lukas Graham
Carrie Underwood & Keith Urban
Demi Lovato, Andra Day & Tori Kelly
Sturgill Simpson
John Legend & Cynthia Erivo
Little Big Town
Gary Clark Jr. & William Bell
(特に主要部門に)今回ノミネートされたアーティストが不在なのが気になります。ビヨンセもリアーナもドレイクもビーバーもいない。代わりに、今回の賞レースとは無縁のポップスターが目立ちます。昨年フランク・オーシャンがグラミーのノミネーションへの拒否を表明していましたが、ブラック・ミュージシャンを中心にグラミー不信の流れがあるのでしょうか。それとも単に出演サイクルの問題か。授賞もやっぱりアデルが有利に働く気がしないでもないです。
とはいえ、パフォーマンス単体で見れば楽しみなものもあります。ウィーケンド&ダフト・パンク、アンダーソン・パーク&トライブ・コールド・クエストが気になります。チャンスも楽しみ。ブルーノ・マーズやガガもパフォーマンス力が高いので安心して見られそうです。
そして一番気になるのは、プリンスとジョージ・マイケルの追悼パフォーマンスの構成と誰が歌うかです。特にプリンスに関しては個人的に思い入れが強いので楽しみである反面、面子を見る限り適任がいるのかなとやや不安だったりします。
さて、今年のグラミー、どうなるでしょうか。授賞結果発表後にまたブログ更新します。
フジロック・フェスティバル 2017 第一弾出演者発表
「サマソニ」に続き、「フジロック」の第一弾アーティストが発表されました。
嬉しい!期待以上に豪華で驚きました!
エイフェックス・ツインもビョークもいいんですけど、注目したいのは2、3列目の並び。LCDサウンドシステム(本場だとヘッドライナークラスの人気)とロード、エックスエックスが同じ年に来日するなんてすごい。世界各地のフェスに引っ張りだこの3組ですよ。あと個人的には、最近デビューアルバムを発表したばかりのサンファ、昨年出したシングルがどれも良く、「Sound Of 2017」にも選出されているマギー・ロジャーズの2組がいるのがアツいですね。ファーザー・ジョン・ミスティにメジャー・レーザー、QOTSAにボノボも観たいです。
先日、近年日本のフェスは海外アーティストのブッキングに苦戦しているのではないかと書きましたが・・・
杞憂でした。今年のフジは良い兆候を見せていると思います。それは上のフライヤーのデザインとアーティストの並びからも見て取れます。これまでは苗場の大自然をバックにした実写デザインでしたが、それがアニメタッチに変わり、並び順も含めて明らかに「コーチェラ」や「ロルパルーザ」など海外の人気フェスを意識した作りになっています。世界水準のフェスを作ろうとする意思表示が感じられます。SNS時代の得策とも取れますね。このビジュアルがSNS上で拡散され海外の人が目にした時、これが日本のフェスだと知って良い意味で驚かれる方、きっと少なくないと思います。フジはもともとそれができる渋さとグローバル志向を持っていたのですが、今年大きく振り切った感じですね。逆を言うと、日本オリジナルのものは薄れていて、世界に迎合したと取る向きもあるでしょう(実際この上から邦楽アーティストが追加されるので、そういう印象は強くは持たれないとは思いますが)。ただ、世界と肩を並べた現場感を持つことって、これからの時代をサバイブする上で重要なことだと僕は思います。残りのラインナップと日割りの発表次第ではありますが、全日は厳しいとしても最低1日は行きたいと思います。
スーパー・ボウル・ハーフタイム・ショウ 2017
今年の「スーパーボウル・ハーフタイムショウ」は、この人。
レディー・ガガでした。
ワールド・ツアー前にインパクトを残しましたね。
動画はこちらです。
今回すごいと思ったのが、あの巨大なショウをガガ一人で成立させたこと。
2010年 ザ・フー
2011年 ブラック・アイド・ピーズ、スラッシュ、アッシャー
2012年 マドンナ、LMFAO、M.I.A.、ニッキー・ミナージュ
2013年 ビヨンセ & デスティニーズ・チャイルド
2014年 ブルーノ・マーズ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
2015年 ケイティ・ペリー、レニー・クラヴィッツ、ミッシー・エリオット
2010年以降でこのショウにワンマンで出演したのはビヨンセ以来なんですが、厳密にはビヨンセはショウの途中でデスティニーズ・チャイルドの再結成サプライズをしているので、そう考えるとザ・フ―以来なんですね。バンドではなくソロ・アーティストとしてならば、2007年のプリンス以来です(ガガにしてもプリンスにしても、マーチング・バンドや大人数のダンサーを従えてはいますが、他のアーティストの力を借りてはいないという点で、ソロとします)。それって何気にすごいことだと思うんです。
ガガの楽曲のセールスは一時期(1st『The Fame』~2nd『Born This Way』の頃)から比べると影を潜めていて、昨年インディ・ロックに接近した新作『Joanne』で持ち直したものの(僕は好きなアルバムです)、やっぱり初期の楽曲のインパクトには及ばないところがあると思います。今回のスーパーボウルのパフォーマンスでもやっぱり「Poker Face」とか「Bad Romance」が盛り上がるし、代表曲はそのあたりになりますよね。(そういえば今回、EDMに寄せた3rd『ARTPOP』からの曲をやってない。それは良い判断だと思います。)
Lady Gaga @ Super Bowl Halftime Show
[Set List]
1. God Bless America
2. This Land Is Your Land
3. Poker Face
4. Born This Way
5. Telephone
6. Just Dance
7. Million Reasons
8. Bad Romance
そんな彼女ですが、ライブ・パフォーマンスには定評があって、ここぞというときに存在感を示します。
昨年の「スーパー・ボウル」での国歌斉唱は圧巻でしたし、
グラミー賞でのデヴィッド・ボウイの追悼パフォーマンスもお見事でした。ていうか、ボウイ御大のトリビュートをよくひとりでやったよなあ。
そんな実績もあっての、今回のソロでの出演だと思います。相変わらず本気なのかネタなのかわからない(いや本気でしょうが)、真剣な眼差しでワイアーアクションしちゃうぶっ飛んだ感じとか、キレのいいダンスにブレない歌唱力とか、サービス精神はすごいの一言です。これだけストイックに世界観を徹底されると他のアーティストの介入の余地がないし、もしかするとソロを条件に出演していたのではと思えるほどです。やっぱりガガすごいよね。さすがでした。